冬から一気に夏のような天候が続く今日この頃ですね。
本日も事務所でリーフレットを作っています・・・
そんな中、今日は遺品整理のお見積り時・作業時によくご質問頂く件について書こうかなって思っています。
「写真とかぬいぐるみをお焚き上げしてもらえませんか?」
「お炊き上げ」って言葉聞いたことある人もいると思います。
「お炊き上げ」とは、「不用になったけれど捨てるのをためらうものを感謝の気持ちを込めて、天に返す」ための儀式です。
基本的には僧侶の方に読経してもらい、神棚や仏壇を専用の焼炉で焼却する方法になります。
しかし、アルバムやぬいぐるみは受け取してもらえません。
また、近年よく見かける葬儀会館等で行っている人形供養祭などは人形だけで中にはぬいぐるみは受け取ってもらえないケースもあります。
人形供養祭は僧侶の方に読経してもらってから処分業者に引き取りに来てもらい通常の廃棄物と同じように廃棄処理されています。
「お焚き上げ」は世間一般での野焼きとあまり変わらないと考えている人も多いそうです。
ダイオキシン類の排出抑制と廃棄物の適正処理の観点から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」が平成14年12月1日に改正されました。これにより、原則として、廃棄物の野焼きとほとんどの小型焼却炉の使用が禁止となりました。
宗教上の行為は特例として認められているそうですが、多くの寺院などでお焚き上げ行為を止めた事をかんがみると、限りなくクロに近いグレーゾーンのような気がします。
また、お焚き上げに付随した事例として以前話題になった事件についての記事を見つけました
http://www.nokotsudo.net/news/20095/post_233.html
この事件の判決は
になります。
上記のことなどを考え、当法人ではご供養はさせて頂きますが、お焚き上げはお断りしております。
グレーゾーンが多い遺品整理業界ですが、当法人は法令遵守、コンプライアンスなど一般企業が当たり前に守っていることを、しかっりと守った法人でありたいと思っています。
遺品整理業界での「グレーゾーン」については次回の投稿にします。