遺品整理における買取

あっという間に5月・・・今年のゴールデンウィークは有給をとれば9連休だとか・・・基本的に常に動いていたい私は何をすればいいのかわからず事務所の中で挙動不審になっています(笑)

さてさて、今日は遺品整理における買取についてです。

遺品整理や生前整理の現場でお客様から「これも買い取って」とかよく言われます。しかしながら、買い取り可能なものって案外少ないんですよ。どんなに新しくても、どんなにきれいでも、買い取れないものはあります。家具とかが良い例ですね。よくホームセンターとかで買ったものはたとえ新品でも基本的に買取できないと思っていたほうがいいと思います。特にタンスはそうなりますね。昔の住宅はクローゼットとかゲタバコなどの収納スペースが少なかったためタンスとかを利用して収納していたのですが、新しい住宅は最初から備付でクローゼットやゲタバコがついてますよね?住宅事情が変わっているのが一番の要因です。また、物によっては購入金額と同等以上の処分料金がかかることが多々あります。

又思ったよりも買い取り金額が少ないなんて思われる方もいます。着物とかですね。ただ着物ってすでに仕立てあがっているものって基本的に着られていた人の体形に合わせてオーダーで作っていることがほとんどです。「この大島紬は母から数十万で買い取ってもらえるって聞いてたのよ!!!」なんて言われるお客様もいらっしゃいますが・・・そんなことないそうです。確かに生地としてはいいものなのかもしれませんが、裏地に汗などでできる茶色いシミとかがあると買い取り金額が大幅に下がったり、買取してもらえない場合もあります。不思議なもので男性用のオーダースーツは買取できなくても何も言われません。

やはり買取で一番金額がつきやすいものは宝石や時計・貴金属ですかね♪昔、遺品整理業者に勤めていたときは、作業中にそういったものを発見するとご遺族やお客様に渡して「使わないのなら質屋さんとかの買い取り業者に直接持ち込んでください」ってお伝えしてました。その会社で買取してしまうと手間賃など考えてなければいけなく、相場よりもかなり安い金額を提示しなければいけなかったからです。宝石や時計・貴金属なら小さい袋で持ち帰ることができたからです。家電製品とかは大きくて持ち帰れないですからね・・・

家電製品はどんだけきれいでも製造から5年以上経過しているものは買取不可です。また、どんだけ新しくても汚いものは買取不可です。

当法人としては買取業者に直接現場に来てもらい、お客様と買取業者で直接取引してもらうようにしています。中には思ってもいなかった者の買い取りとかもしてもらえます。基本的には作業時に買取業者に来てもらうようにしてますが、見積もり前にわかっていてご要望頂きましたら見積もり時に買取業者に同伴してもらうようにしています。

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